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■検査と診断、薬物療法と摘出手術

 病気は、ふつう治療するものです。しかし、子宮筋腫の場合は、どうなれば治療をするというはっきりした基準がありません。基本的には、自覚症状がどのくらいつらいかが、治療を受けるかどうかの判断基準になります。

 過多月経、不正出血などの出血傾向が強くて、次第に貧血がひどくなる場合、鎮痛薬が効かないような強い月経痛がある場合には、治療の対象になります。筋腫が不妊や習慣性流産、早産の原因になると考えられる場合も、対象になります。

 筋腫の大きさがこぶし大以上になった場合も、治療を考えるべきでしょう。筋腫が大きくなると、周囲の臓器を圧迫し、便秘になる、尿が近い、下腹部が張る、月経時以外にも下腹部痛や腰痛などに悩まされる、といったことも起こります。さらに筋腫が巨大になると、尿管を圧迫して腎(じん)臓から膀胱(ぼうこう)に尿が流れにくくなり、腎臓を悪くする水腎症になることもあります。

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【子宮筋腫】

[1] 特に多い女性の病気

[2] 筋肉にできる良性腫瘍

[3] 3種類に分類

[4] 粘膜下筋腫

[5] 漿膜下、筋層内筋腫

[6] 治療の判断基準

[7] 薬物療法の功罪

[8] 子宮動脈塞栓術

[9] 筋腫の摘出手術

[10] 再発の可能性

 

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