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視神経炎の原因としては、多発性硬化症など特定の自己免疫疾患、視神経脱髄(だつずい)性変化、視神経脊髄炎、ビタミンB1欠乏症、ウイルス感染、ワクチン接種、梅毒、結核、眼球内の炎症、鼻や歯や扁桃腺(へんとうせん)からの病巣感染などがあります。ほかに、事故による頭の強打、薬物の影響などでも、視神経に炎症や委縮が起きることがあり、視神経乳頭炎タイプに多くみられます。
全身の神経の再発性の炎症である多発性硬化症は、球後視神経炎タイプの原因となる代表疾患です。急激に視神経炎を発症することが多く、その後、視神経炎症状は軽快と悪化を繰り返します。
20〜40歳代の成人に多くみられ、自己免疫異常やウイルス感染の関与が考えられていますが、いまだに詳細は不明です。多発性硬化症では、目の障害だけでなく、手足のまひなどの運動失調、感覚障害、認知症などが出現することがあります。
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