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薬を飲み始めると、すぐに痛みなどの症状はとれてきますが、すぐに潰瘍が治るわけではありません。症状がとれたからといって、薬を飲まなくなると、いつまでたっても潰瘍は治りません。潰瘍が完全に治るまで、薬を続けることが大切です。薬をきっちり服用すれば、約6週間でほとんどの十二指腸潰瘍は治ります。
ヘリコバクター・ピロリ菌の存在が確認できた場合は、除菌剤が処方されます。除菌すれば、ピロリ菌による潰瘍はかなり治りますが、定期的に検査を受けて、再発を繰り返さないようチェックをすることも必要です。
食事療法としては、急性期にはコーヒー、濃い茶、炭酸飲料、香辛料など、十二指腸粘膜を傷付けやすい食品を避け、牛乳、豆腐、野菜スープなどの消化しやすい食品を取るように指導されます。
日常の食生活の中では、バランスが整い、十分なカロリーのある食事を規則正しく取ることが重要です。睡眠を十分に取ることや、タバコをやめることも大切です。
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【十二指腸潰瘍】
【健康実用辞典】
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