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■肝硬変の診断と治療
肝硬変は進行性の病気ですので、予防し、初期のうちに進行を食い止めることが重要です。
肝臓の働きにはかなりの予備力があり、また生化学検査は感度が比較的低いため、肝硬変があっても肝機能検査の結果はしばしば正常値となりますが、超音波検査やCT検査で、肝硬変を示唆する肝臓の縮小や、結節などの組織の異常がわかることがあります。放射性同位元素を用いた肝スキャン検査では、肝臓のどの部分が機能し、どこが線維化しているかが画像に示されます。
医師が診断を確定するには、肝生検が行われます。肝生検とは、肝臓に針を刺して組織を採取し、その組織を顕微鏡で見て検査を行うもの。麻酔が使われますので痛みはありませんが、肝臓に傷を付けるため、検査後は安静にしていることが必要です。
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