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肝硬変
■肝細胞が壊死し、線維化して発症
肝硬変とは、肝細胞が壊死(えし)して組織の中に線維が増え、肝臓が硬く変わる疾患です。 内部の血液循環に異常が生じ、肝臓の働きが果たせなくなります。特に、40歳以上の男性に多くみられ、好発年齢は60歳代。
肝臓は再生力が強い臓器ですので、肝細胞が壊死などを起こしても、その原因が一過性の場合には、欠損部分が新しい肝細胞によって補充されて治癒します。しかし、慢性的に傷害されている場合には、肝臓の中に線維が増えてきます。
肝硬変では、この増えた線維によって、肝細胞の集団が島状に取り囲まれ、結節状になっています。肝臓の表面も、同様に結節がみられて凹凸状となっています。
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