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アルコールが原因で、ビタミンB群とニコチン酸の欠乏による栄養障害が生じて、アルコール性多発神経炎、ないしアルコール性末梢(まっしょう)神経炎と呼ばれる疾患を起こすこともあります。手足の異常感覚や痛み、感覚鈍麻や疼痛(とうつう)、手足の筋肉の脱力、転びやすい、走りにくいなどの症状が出ます。

アルコール性多発神経炎がコルサコフ病に合併すると、アルコール性多発神経炎性精神病を発症します。コルサコフ病からさらに進行して、アルコール性認知症を発症する場合もあります。

なお、アルコール依存症の大部分では、臓器障害として肝機能障害、胃腸障害、心障害、膵(すい)障害を伴います。最も多くみられるのは、アルコール性肝炎からアルコール性脂肪肝、アルコール性肝硬変と進むケースです。

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【アルコール依存症】

[1] 予備軍と合わせ440万人

[2] 酒をやめた際の離脱症状

[3] 各種の精神症状1

[4] 各種の精神症状2

[5] 依存症に伴う身体症状

[6] 女性の場合の危険性

[7] 大切なのは本人の認識

[8] 精神科での入院治療

[9] 断酒継続の難しさ

[10] 断酒会などへの参加

 

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