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また、飲酒中止時や大量飲酒時に、アルコール幻覚症がみられることがあります。幻覚は、被害的内容の鮮明な幻聴を主とします。複数の人がしゃべっているような幻聴が多く、1~2週間で消失します。しかし、中には数か月も続くことがあります。

アルコール妄想症がみられることもあります。嫉妬(しっと)妄想を主とするタイプで、自分の妻や恋人が浮気をしているという疑いを抱いて詰問したり、証拠調べをするような行動に出たりします。断酒によって、次第に消失します。

長期かつ大量の飲酒を続けると、サイアミン(ビタミンB1)の欠乏によって、コルサコフ病(ウェルニッケ・コルサコフ病)と呼ばれる亜急性脳炎を起こす場合があります。意識障害、記銘力や記憶力の障害、場所や時間がわからなくなる失見当識、小脳失調などの症状が出ます。記憶力の障害の結果として、記憶の不確かな部分を作話で補おうとする「コルサコフ作り話」が、よく知られています。

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【アルコール依存症】

[1] 予備軍と合わせ440万人

[2] 酒をやめた際の離脱症状

[3] 各種の精神症状1

[4] 各種の精神症状2

[5] 依存症に伴う身体症状

[6] 女性の場合の危険性

[7] 大切なのは本人の認識

[8] 精神科での入院治療

[9] 断酒継続の難しさ

[10] 断酒会などへの参加

 

【健康実用辞典】

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