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甲状腺機能低下症は2〜3カ月で治まり、通常は元の正常な甲状腺機能に戻ります。ただし、20〜30パーセントくらいの確率で、そのまま永続的な甲状腺機能低下症になる人もおり、甲状腺ホルモン剤の服用が生涯必要になります。定期的なホルモン値の検査を行い、最後まできちんと経過をみることが必要です。

通常、治療は特に必要ありません。動悸や手の震えなどの症状が強い時は、対症療法としてβ(ベータ)遮断薬を使い、過労を避けるようにして甲状腺ホルモンが低下するのを待ちます。甲状腺から血液中に漏れ出てしまった甲状腺ホルモンを減らす治療法は、ありません。

甲状腺機能低下症の症状が強い場合や、続く場合には、甲状腺ホルモン剤の内服が必要となります。

なお、この無痛性甲状腺炎は自然に治る病気ですが、亜急性甲状腺炎と違って繰り返すことがあるので、年に1〜2回程度の検査を受けたほうがよいでしょう。毎年同じ時期に再発したり、一生のうちで何回も繰り返し起こすこともありますので、注意が必要です。

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【無痛性甲状腺炎】

[1] 痛みがなく一過性

[2] バセドウ病との差異

[3] 治療せず経過をみる

[4] 再発には注意を

 

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【メディカル・チェック】

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