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予期不安や広場恐怖により社会的に隔絶された状態が続くと、ストレスや自信喪失などによって、うつ状態となることも少なくありません。気分の浮き沈みが激しい、夕方近くや夜になると理由なく泣く、いくら寝ても眠い、体が重りをつけたようにだるい、言葉に敏感に反応して切れたり強く落ち込む、時に自傷行為を図るといった、いろいろな逸脱行動が出ます。
元来うつの症状が見られなかった人でも、繰り返し起こるパニック発作によって不安が慢性化していくことでうつ状態を併発し、実際にうつ病と診断されるケースも多く報告されています。パニック障害にうつ病が併発する割合について、日本では約3割、欧米では約5〜6割といった統計も出されています。
ただし、うつ状態はパニック発作に起因して二次的に発症した別個の疾病であり、パニック障害そのものの症状とは分けて考える必要がある、という見方もあります。
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【パニック障害】
【四百四病の事典】
【メディカル・チェック】
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