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●社会不安障害の診断と分類
SADの診断基準には、米国精神医学会編「精神疾患の(strikethrough: 分類と診断の手引)診断・統計マニュアルDSM-Ⅳ」、WHO編「精神および行動の障害」ICD-10 などいくつかあります。
例として、前者の基準をいくつか示してみます。
・よく知らない人と交流する、他人の注目を浴びるといった、1つまたはそれ以上の状況において、顕著で持続的な恐怖を感じ、自分が恥をかいたり、不安症状を示したりするのではないかと恐れる。
・恐れている社会的状況にさらされると、ほぼ必ず不安を生じる。
・自分の恐怖が過剰であり、また、不合理であることに気付いている。
・予期不安、回避行動、苦痛により、社会生活が障害される。または、その恐怖のために著しく悩む。
・18才以下の場合は、罹病期間が6カ月以上である。
※罹患(りかん)期間:症状が出始めてから現在に至るまでの期間のことです。
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