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門脈圧亢進症があると、その下流の臓器の脾(ひ)臓が腫れるために、白血球減少、血小板減少や貧血がみられるようにもなります。
また、肝臓での蛋白(たんぱく)代謝で生じるアンモニアを処理して、毒性のない尿素に変える働きが低下するために、中毒物質であるアンモニアが血液中に増加して、精神症状も起こります。性格が急に変わったり、普通では考えられないような異常行動をとったりすることがあり、ついには、うとうとと眠ったような昏睡(こんすい)状態となります。
これを肝性脳症と呼んでいます。
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【四百四病の事典】
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