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●腰痛とは
太古の昔、私たち人間の祖先が二足歩行を始めた時から、腰痛と人との関係はなかば宿命的なものとなりました。
地面に対して垂直に立った人の背骨は、上半身にかかる重力のすべてを支えなければならず、さらに、その負担は、少し前屈の姿勢をとったり、重い物を持った時などで大きく増えます。
こうして常に重力というストレスに曝されている背骨が「もう、だめだ」と悲鳴を上げた状態が、「腰痛」です。
ただし、一口に腰痛といっても、実際に背骨に起こっている異常は、さまざまです。年齢によっても、特徴があります。20〜30歳代は椎間板(ついかんばん)ヘルニアや腰痛症、脊椎(せきつい)分離症、40歳代以降は変形性脊椎症や骨粗鬆症が多くなります。このほか、内臓の病気や精神的ストレスから腰痛が起こることもあります。
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