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●顔の部位が青年、中年、老年期を表す
昔から伝わる観相術では、目鼻立ちの加減で運勢を見る方法のほかにも、人の顔や見掛けから、その人の資質、性格、吉凶を読み取る方法がいろいろ確立されている。
代表的なものに、顔の部分を七十以上に区分して年齢を当てはめ、何歳の時にどんな吉凶に合うかを見る流年相法というのがある。
また、額の中央を官禄宮、眉の上を福徳宮などと、顔の部分を十二に区分する、いわゆる十二宮による観相もあり、これは人相学の最も一般的な古典的手法である。この十二宮観相は、主として血色と肉付きの良否をもって見る。
これらの観相は専門的にすぎるので、人間の顔を大きく三つに分け、それを人生の各期間に当てて見ていく、一般向きの観相術を紹介しよう。
すなわち、人の顔は上停、中停、下停の三つに分けて、その人の一生涯を見る。上停は青年期、中停は三十~四十代の壮年期、下停は熟年、老年期を表す。
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