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医師による診断は、主に症状に基づいて行われます。不安に耐えられる程度は個人差が大きく、どのような状態が異常な不安であるかを判断するのは、時に困難です。心的外傷後ストレス障害を除く不安障害では、家族の発症の有無が診断の参考になります。
不安障害の種類によって治療法が異なるため、その正確な診断が重要です。さらに、他の精神障害から不安が生じている場合も治療法が異なるため、不安障害と区別する必要があります。
不安障害の種類に応じて、薬物療法や心理療法(認知療法、認知行動療法など)のいずれか、または両者を併用する方法で、大半のケースで苦痛や心身の機能不全をかなり軽減できます。薬物療法では、ベンゾジアゼピン系などの抗不安薬、フルボキサミンに代表されるSSRIなどの抗うつ薬などが中心となります。鍼(はり)治療も有効との報告もあります。
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