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胆嚢炎、胆管炎
■2つを合併して起こることが多い
胆嚢(たんのう)炎とは胆嚢に、胆管炎とは胆管に、それぞれ炎症を起こして腫(は)れを生じる疾患です。2つの疾患は合併して起こることが多いため、一緒にして胆道炎と呼ぶこともあります。急性と慢性に分けられます。
肝臓で生成された胆汁を濃縮して貯蔵する胆嚢や、その胆汁を十二指腸に送る管である胆管の炎症は、主に細菌感染で起こります。原因となる細菌で最も多いのは大腸菌で、そのほかにブドウ球菌、連鎖球菌、緑膿(りょくのう)菌などがありますが、近年は緑膿菌が多くなっています。まれにチフス菌もみられます。
大部分の症例では、胆石症を合併しています。
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