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医学的には、上記の症状の6項目以上が心的外傷後、1カ月以上持続し、自覚的な苦悩か社会的機能の低下が明らかな場合に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されます。大半のケースでは、心的外傷を受けてから6カ月以内に発症しますが、6カ月以上遅れて発症する遅延型も存在します。
なお、症状が1カ月以上持続している場合に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断するのに対して、1カ月未満の場合には急性ストレス障害(ASD:Acute Stress Disorder)と診断します。
衝撃的な出来事に遭遇した直後の1カ月以内に、重症の反応を生じるのが急性ストレス障害(ASD)で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)にみられる再体験、回避、過覚醒の3大症状だけでなく、解離性症状と呼ばれる健忘や現実感の喪失、感覚や感情の麻痺などが強く現れます。
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【心的外傷後ストレス障害】
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