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十二指腸潰瘍

■十二指腸壁の粘膜が傷付く疾患

 十二指腸潰瘍(かいよう)とは、胃とつながる小腸の一部である十二指腸において、入り口に当たる球部の壁の上皮組織が傷付き、深くえぐられた疾患です。通常、より深層の組織も、症例ごとにさまざまな深さで損傷を起こしています。

 主な原因は、精神的なストレスなどによる胃酸過多。ストレスは胃液の分泌を高進するため、食物を消化するために強力な胃酸が含まれている胃液と、この胃液から十二指腸壁を守るために分泌している粘液との不均衡が生じ、十二指腸の粘膜が侵されて、潰瘍が生じるのです。

胃酸と同じ胃液の成分で、蛋白(たんぱく)質分解酵素のペプシンなどの働きの過剰も関与しています。

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【十二指腸潰瘍】

[1] 胃酸過多で発症

[2] ピロリ菌でも発症

[3] 薬物療法が基本

[4] 再発防止のために

 

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