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バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の最も多い原因で、血液中の異常な蛋白(たんぱく)質(抗体)が甲状腺刺激ホルモン受容体を刺激し、甲状腺ホルモンを過剰に作って分泌させることで起こる自己免疫疾患です。
この原因による甲状腺機能亢進症は、しばしば遺伝関係が認められ、女性の発症者のほとんどは甲状腺が肥大します。軽いケースでは、1年くらい放置していても症状が進行しないこともあり、中には数カ月から数年たてば自然に治ることもあります。重いケースでは、放置しておくと心臓が悪くなり、死に至ることもあります。
甲状腺炎は、甲状腺の炎症です。原因としてウイルスの感染が疑われていて痛みのある亜急性甲状腺炎、何らかの原因によって起こり痛みのない無痛性甲状腺炎(無痛性亜急性甲状腺炎)、及び、甲状腺機能亢進症を起こす頻度が少ない慢性甲状腺炎(橋本病)があり、炎症を起こした腺から蓄えられたホルモンが放出されて、甲状腺の機能亢進が起こります。蓄えられたホルモンが使い尽くされると、続いて甲状腺の機能低下が起こり、最終的に腺の機能は正常に戻ります。
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【甲状腺機能亢進症】
【健康実用辞典】
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