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多汗症の検査と診断と治療

多汗症の治療としては、原因となる疾患がある場合は、これを取り除くことが先決です。

局所制汗剤として、20パーセントの塩化アルミニウム液や、5パーセントのホルマリン・アルコール液を汗が多い部分に塗布します。1日1〜2回塗り、乾いてからパウダーを振り掛けておきます。精神的な緊張が強くて汗をかくような場合には、精神安定剤を内服することも有効です。

手足の多汗症に限りますが、交感神経ブロック手術を行って、胸の辺りにある汗の分泌を調節する神経を切除することもあります。手術は基本的に、まず片方の交感神経を切除し、その後の体調の経過をみてから、もう一方の交感神経も切除するかどうかを決定します。手術のメリットは効果に永続性があるということ、デメリットは神経を一度切除してしまうと元には戻らないということと、副作用として代償性発汗になる場合がほとんどであることです。代償性発汗とは、手のひらなどから汗が出なくなった代わりに、背中や下半身などこれまでと違った部位から大量の発汗が起こるものです。

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【多汗症】

[1] 全身性と局所性

[2] 体質と精神的な影響

[3] 疾患が潜んでいる可能性も

[4] 薬剤治療と神経ブロック手術

[5] 病院と家庭でのイオン浸透療法

[6] 日常生活における対処法

 

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