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硫黄の入浴剤を併用する方法もあります。角質軟化作用のある10~20パーセント尿素軟膏の併用も効果的です。ただし、湿疹様変化を生じても、虫体や虫卵が生存している内はステロイド入り軟膏は使用しません。長期間ステロイド軟膏による治療を続けた場合、重症型のノルウェー疥癬となり得るからです。かゆみが激しい時は、抗ヒスタミン剤を内服します。

近年、疥癬に対する特効的な内服薬として欧米で使用されていたイベルメクチン(商品名:ストロメクトール)が、日本でも使用可能となりました。1回内服、経過により1週間後に再度内服することにより、ヒゼンダニは死滅するといわれています。

ノルウェー疥癬の重症例では、発症者は隔離入院しなければならず、家族は面会を自粛するように求められます。重症例では、安息香酸(あんそくこうさん)ベンジルやγ–BHC(ガンマ–ベンゼンヘキサクロリド)を全身に塗ることがあります。

普通の疥癬の多くは1カ月ほどで症状が軽快しますが、できればその後さらに1カ月程度治療を継続したほうがよいでしょう。皮膚をかくことや、硫黄製剤などによる皮膚への刺激のため、2次的に湿疹を伴ってくることもありますので、その治療も適宜必要になってきます。

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【疥癬(かいせん)】

[1] 皮膚に起こる感染症

[2] かゆみ、発疹、発赤

[3] ヒゼンダニの生態

[4] 硫黄製剤などの塗布

[5] 入浴剤、内服薬の利用

[6] 日常生活における配慮

 

【四百四病の事典】

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【メディカル・チェック】

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