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脳梗塞で脳の太い血管や細い血管が血栓で詰まると、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなって、一部の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れてしまうために、脳の働きが悪くなって認知症が生じます。

より正確にいうと、脳梗塞は血管の詰まり方で、脳血栓と脳塞栓(そくせん)の二つに分けられます。まず、脳血栓は脳の血管が動脈硬化によって詰まって、血流が途絶えてしまうもので、動脈硬化の進む中高年以降に多くなります。一方、脳塞栓は体のほかの場所から流れてきた血栓によって、脳の血管が突然詰まってしまうもので、脳血管の動脈硬化の有無にかかわらず、かなり広い年齢層で起こり得ます。

脳梗塞以外にも、脳の血管が破れて起こる脳出血の後遺症として、認知症になることもあります。また、脳の海馬(かいば)や視床(ししょう)といった記憶に関係した特定の部位の血管が損なわれて、認知症が起こることもあります。損なわれた脳の部位、その程度や範囲によって、症状が異なります。

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【脳血管性認知症】

[1] 脳血管疾患の後遺症

[2] 脳梗塞の多発で発症

[3] 脳血栓と脳塞栓

[4] 危険因子を持つ人

[5] 段階的に進行

[6] 各種の脳検査

[7] 血管障害の再発予防

 

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