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重度の甲状腺機能亢進症や、他の治療では効果がなく危険で難しい症状の人には、ベータ遮断剤による薬物療法が有効です。ベータ遮断剤は、甲状腺機能亢進症の多くの症状を制御し、心拍を遅くし、震えを少なくして不安を抑えます。しかし、ベータ遮断薬は、異常な甲状腺の機能を制御するものではありませんので、他の治療法で、ホルモンの産生量が正常に戻されます。
放射性ヨードを経口的に服用して、甲状腺を破壊する放射線ヨード療法では、体全体としては受ける放射能はごくわずかですが、甲状腺がヨードを吸収して濃縮するので、その多くが甲状腺に運ばれます。入院はほとんど必要ありませんが、治療後2~4日は乳児や幼児に近付くべきではありません。職場では特別な予防策の必要はなく、パートナーと一緒に眠ることも問題ありません。ただし、妊娠は約6カ月間は避けるべきです。
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【甲状腺機能亢進症】
【四百四病の事典】
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