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体が水を要求する時は、細胞が活発に働いているか、体自体が吸収できる状態にあるから、水を飲むという吸収力があるということになる。そして、飲んだ水は直ちにエネルギーにすることができるもの。水の触媒作用を利用して、肉体内部に自然の「気」を起こさせると、比喩でいえばちょっと変わった発電所ができて、水力電気、体電気エネルギーが発生するということだ。
腹が立った時にも、まずコップ一杯の水を飲むがよい。体が疲れた時にも、水を飲む。疲れた時にはのどが渇く。それは働くということで汗が出るのであるから当然である。
人間の体を分析してみると、約三分の二を占める水分の、たった十分の一を失っただけで病的状態に陥るといわれている。体が疲れると、この肉体の水分が減って、いっそう疲労の「気」がたまるから、この「気」を元気に戻すためには、水を飲むことが何よりである。水を補給すれば、たちまち気分もよくなる。
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