健康創造塾

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 近頃はあまり使われなくなったが、逍遙(しょうよう)という言葉がある。ブラブラ歩くことであり、そぞろ歩きのことである。ギリシャの哲学者、アリストテレスは、並木道を歩きながら弟子たちに講義したそうで、この学派には逍遙派という、またの名がつけられた。

 歩く時には足の筋肉が働いているので、その中にある感覚器の筋紡錘からは、しきりに信号が出て大脳へ伝えられる。大脳は感覚器から網様体経由でくる信号が多いほどよく働き、意識は高まって、頭ははっきりするようにできている。

 人間の若さは大脳に集約されて表れ、足が衰えると長生きできないといわれるのも、足の筋肉から大脳へゆく信号が減り、弱くなるためである。

 手の運動をつかさどる脳の分野があるように、足の運動をつかさどる働きも、位置と占める割合こそ違うが大脳にはある。この大脳にある足の運動を担当する領域と互いに連動し合って、歩くのに使われる筋肉は、特に歩行筋と呼ばれており、おしりの筋肉である大臀(だいでん)筋、大腿四頭(だいたいしとう)筋、下腿(かたい)の腓腹(ひふく)筋やヒラメ筋などである。

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【肉体を慣らして頭を鍛える1】

[1] 脳も体の一部分

[2] 歩きながら説く

[3] 歩いて鍛える

[4] トレーニングの原点

[5] 防衛力の強化

[6] 一工夫して歩く

[7] 脳の可視部分

[8] 手指を動かす

[9] 噛んで長生する

[10] 噛んで賢明に

[11] 噛んで鍛える

 

【ライフスタイル】

[21] 脳力を研ぐ

 

【メディカル・チェック】

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