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筋腫がかなり大きくなるまで症状が現れにくいのが、筋腫が子宮の外に向かって成長していくタイプ、すなわち漿膜下筋腫です。ふつう子宮は60~70gほどの重さですが、中には1kg、まれには2kgもの筋腫を抱えるようになる人もいます。
外からしこりに触れるような大きさになっても、月経に関連したつらい症状がほとんどないことが多く、そのために見過ごされてしまうことも多いのが、漿膜下筋腫の特徴です。
筋肉の中で筋腫が成長する筋層内筋腫の場合は、大きくなるにつれて、子宮の内側を覆う子宮内膜が引き伸ばされていきます。そのため、月経痛や月経時の出血が多くなり、下腹部を触るとしこりがわかるようになります。
しかしながら、筋腫がゆっくりと大きくなっていくと、自覚しにくいこともあります。「下腹部のしこりは、最近太ったからだろう」、「月経血が多いのは、自分の体質のせい」と、勝手に解釈していることも少なくありません。
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