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■同時に行われる診断と治療
心臓ぜんそくの症状は呼吸困難ですが、原因は心臓の疾患にあるため、治療は心臓に対するものが主体です。
治療は一刻を争うため、診断と治療は同時に行われます。まず行われる検査は、胸部X線検査、心電図、心エコー(超音波)検査、血液検査です。
まず、酸素吸入を始め、うっ血をとる利尿薬、心室の負担を減らす血管拡張薬、心室の筋肉の収縮を強める強心薬を投与します。呼吸の状態が非常に悪い場合は、補助循環器や気管内挿管を利用して人工呼吸を行います。利尿とともに呼吸は楽になります。同時に、原因となる急性心筋梗塞や不整脈に対する治療が行われます。
退院後は、医師の指示に従って安静の程度を守り、内服治療を継続します。再発予防のためには、食塩と水分の過剰摂取や飲酒は避け、過食に気を付け、休養と睡眠を十分に取ります。
また、医師と相談して、可能な範囲で応急処置の準備をしておくとよいでしょう。
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