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●下地にある心臓病への不安
この心臓神経症は、神経症的な素因や体質を持っている人、とりわけ無力性体質の人に、起こりやすいと見なされています。人間の体は神経系の働きによって、うまく平衡が保たれ、恒常性を維持するとともに、運動、発熱などにうまく対応していますが、無力性体質の人は神経系の働きが十分でなく、わずかな体の変化や周囲の変化についてゆけず、易疲労感や動悸、息切れなどの症状が現れます。
また、子供から手が離れ、暇な時間ができたために自分の体の状態が気になるようになった女性、親しい人を心臓病で亡くして、心臓病や突然死に対して恐れや不安を抱いている人などにも、よく起こります。
発症の原因としては、心臓病に対する極度の不安感、心身の過労、ストレス、精神的葛藤(かっとう)などが考えられます。不安感、過労などは心臓の働きを活発にする交感神経を刺激しますので、心拍数が増え、動悸を強く感じたりします。一度こうした症状を感じると、その不安が徐々に大きくなるにつれて、胸痛、呼吸困難、めまいなど、より大きな症状を感じるようになってしまうのです。
心電図検査で、ささいで意味のない変化や、心配する必要のない不整脈を指摘されたことがきっかけとなる場合も、少なくありません。
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【心臓神経症】
【四百四病の事典】
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