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結核の服薬治療で大切なことは、以下の3点になります。

(1)薬を確実に服用すること。結核が治るようになったのは、抗結核薬ができたからで、結核という疾患が変わったわけではありません。薬を飲まなければ昔と同じで、結核は非常に恐ろしい疾患であることに変わりはありません。せきが治まったからといって治療の途中で薬をやめてしまうと、菌は薬への耐性を増し、時に薬の効かない多剤耐性菌になることがありますので、医師の指示を守って服薬を続けてください。

(2)必ず全部の薬を飲むこと。結核の治療は2種類または3~4種類の薬を同時に使うことが原則です。どれかを飲むのを忘れ、例えば1種類だけの薬を服用すると、その薬に対し、結核菌が耐性になり、効かなくなってしまうことがあります。こうして一度効かなくなってしまうと、元には戻りません。抗結核薬のうち最も強力で副作用が少ないのがリファンピシンとヒドラジドで、このどちらかに耐性をつけてしまうと治療は難しくなりますし、副作用の多い薬を飲まなければならなくなります。全部の薬を必ず飲むことが必要です。

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【結 核】

[1] 発症2万5000人の感染症

[2] 進む発症者の高齢化

[3] 結核が感染する条件

[4] 肺結核の症状1

[5] 肺結核の症状2

[6] 肺外結核の症状

[7] BCG接種の有効性

[8] 感染の検査、発症の検査

[9] 治療の基本は服薬

[10] 2〜4種類の薬を同時に

[11] 服薬治療で大切なこと1

[12] 服薬治療で大切なこと2

[13] DOTS体制の強化

 

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