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加えて、しらくも、ケルスス禿瘡は、最近では柔道、レスリングなど競技者の間でも増加中です。こちらはトンズランス感染症、新型水虫とも呼ばれ、白癬菌の一種であるトリコフィトン・トンズランス菌によるもので、感染力が非常に強いのが特徴です。

このトリコフィトン・トンズランス菌は、犬小胞子菌(ミクロスポルム・カニス菌)と同様に毛の中に侵入しやすい白癬菌で、元来は中南米に生息していたものが、競技者同士が体を密着させ、擦過傷ができやすい柔道、レスリングなどの国際試合を通じて、1960年代に中南米からアメリカに持ち込まれ、続いてヨーロッパ、2000年以降に日本へも持ち込まれたものです。

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【しらくも(頭部白癬)】

[1] 白癬菌が頭部に感染

[2] 円形のまだらな脱毛も

[3] 深在性のケルスス禿瘡

[4] 新型水虫が競技者に増加中

[5] 見込めない自然治癒

[6] 抗真菌剤の内服で治療

[7] 感染を防止するために

 

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