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乳児では、髪に覆われている頭部、まゆ毛の部分に黄色いかさぶたが付くのが特徴です。中年に多い大人では、頭部、まゆ毛のほかに、耳の後ろ、鼻のわき、わきの下、胸や背中の中央部、陰部などにも、皮膚炎が生じます。
これらの場所は脂漏部位といって、脂漏性皮膚炎のできやすいところです。頭部では、脂っぽいふけが多くなって、頭皮に紅斑(こうはん)がみられます。顔やほかの部位では、脂っぽい薄いかさぶたのようなものを伴った紅斑がみられ、皮膚がポロポロむけたりします。かゆみの程度は、ほとんどない人からひどい人までさまざまで、個人差があります。
乳児では、1〜2週間で治り、再発しません。この点が、アトピー性皮膚炎と異なります。大人の場合は、やや治りにくく、再発します。
【脂漏性皮膚炎】
【四百四病の事典】
【メディカル・チェック】
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