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現在まで原因が明確にされるに至っていませんが、結核を始めとする感染性肉芽腫性疾患と病理組織像が大変似ていることから、何らかの感染症が関与しているのではないかと、以前より考えられてきました。結核では、乾酪壊死(かんらくえし)というチーズに似た壊死部分で、細胞の融解したものが肉芽腫の中央にみられます。サルコイドーシスの肉芽腫では、乾酪壊死はみられません。
現在の日本では、グラム陽性の嫌気性細菌であるアクネ桿菌(かんきん)が原因菌の一部として、研究の対象となっています。一方、どこにでもある種々の環境刺激に対して、免疫反応が起きたとする報告もあります。欧米では、Lー型結核菌、ウイルス、自己免疫などと関係があるとする報告があります。
サルコイドーシスの症状は、罹患(りかん)臓器によって異なります。主に侵される臓器は、目、皮膚、肺、心臓、神経。
目では、ぶどう膜炎を合併し、目のかすみや、まぶしさ、充血に加えて、視力低下、飛蚊(ひぶん)症、眼圧上昇を来すことがあります。皮膚では、ひざ、ひじ、顔面などに瘢痕(はんこん)浸潤、皮膚サルコイドという皮疹ができます。すねに結節性紅斑(こうはん)という皮疹ができることもあります。
【サルコイドーシス】
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