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■原因はほとんどが肝炎ウイルス
急性肝炎とは、肝臓が炎症を起こす肝炎が発病して、6カ月以内のものを指します。普通の経過を取る定型的な急性肝炎と、非定型的な急性肝炎の2つに分けられます。
定型的な急性肝炎の原因は、ほとんどが肝炎ウイルス。原因ウイルスにより、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、D型肝炎、E型肝炎があります。日本ではD型肝炎、E型肝炎の発症はまれですが、E型肝炎については最近、増加傾向にあるため留意が必要です。
肝炎ウイルス以外を原因とする急性肝炎では、薬物によるものや健康食品による肝障害、肝炎ウイルス以外のEBウイルス、サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルスなどの感染が原因となります。これらの原因によるものを急性肝炎に含めず、それぞれの疾患の範囲に入れることもあります。
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