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●胃炎の検査
胃炎の検査には、次のようなものがあります。
1. 急性胃炎
急性胃炎では、症状がはっきりと現れるため、多くの場合、検査をしなくても、症状によって診断が下されます。ただし、胃潰瘍や胃癌ではないことを確認するために、内視鏡検査で胃の粘膜の様子を直接観察することもあります。
2. 慢性胃炎
慢性胃炎では、はっきりとした症状がないことが多いため、以下のような検査で胃に炎症が起きているかどうか調べます。
(1) 内視鏡検査:内視鏡で、胃の粘膜の様子を直接観察します。進行した慢性胃炎である萎縮性胃炎では、粘膜が萎縮して、薄くなり、血管が透けて見えたり、白っぽく見えます。
(2)組織診:内視鏡の中に器具を通し、胃の粘膜から組織の一部を採取してきて、顕微鏡で炎症があるかどうか調べます。また、慢性胃炎のほとんどの人はピロリ菌に感染していることがわかっていますから、慢性胃炎であるかどうかをより確実に知るためには、ピロリ菌に感染しているかどうかを調べることが必要になります。
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