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∥やる気を持続する秘訣∥

 

■人間の人生は、自分の心の持ち方一つ、やる気一つで、どのようにでも変わる。■ 

 普通の人間、すなわち常人、凡人にとって、「心身は安心立命。人生は日々是好日」とは、なかなか容易にいかないものであろう。

 佳日、吉日、よい日があるかと思えば、次の日には影も差す。「よい日が長く続くことは少なく、暗い出来事がことが多い」と感じる人も、少なからずいることだろう。

 人生の途中で、あきらめや絶望感にさいなまれ、「もう駄目だ」と弱気になる人も、結構いることだろう。人生の正念場、土壇場に臨んで、「現実は厳しい。この大変なピンチを切り抜けることは、自分には無理だ」、「私には能力がない。自分は駄目な人間なんだなあ」と思って、物事を半ばで投げ出し、断念してしまう人も、世の中には少なくないことだろう。

 しかし、実は「無理だ」、「駄目だ」と意識で考えるから、次々に厳しい現実の障害が目の前に現れてきて、前途を妨げ、ついには危機を突破できずに、頭で予想した通り失敗に終わってしまうのである。

 もしも、そのような弱気な人間が何らかのきっかけで一念発起し、「自分の人生のために、何としてもでもこの難関を突破し、絶対に目標を達成しよう」と強く決心すると、不思議にも進路に立ちふさがっていた障害が消え、思わぬ援助が出現したりして、やがて目標を達成できるものである。

 どんなに山また山が連続する絶望的状況にあろうとも、あるいは、どんなに失意の連続であろうとも、人間には人生を切り開くチャンスが残されていることを理解してもらいたい。

 誰もが、やる気という積極的に物事を進めようとする目的意識を起こすこと、そして自信と信念を持って行動することによって、人生をよい方向へ向けることが可能なのである。

 春、夏、秋、冬と巡る人生には、いくらでも大きな可能性が残されている。逆転のチャンスが残されている。年齢には、全く関係ない。

 「だけどやってみよう」、「必ずやってみせる」という積極的な考えと、燃えるようなやる気がありさえすれば、無限の能力は発揮できる。目標達成情熱を燃やし続け、自信と信念で事に当たれば、どんな奇跡さえも実現できるのである。すべての人には、それを可能にし得る無限の能力が隠されているのである。

 つまり、人間の人生は、自分の心の持ち方一つ、やる気一つで、どのようにでも変わるということである。人間には誰にも、能力があり、可能性があるのだ。ただ、「自分にはとてもできない」と頭で思ってしまうから、自らその能力、可能性を殺してしまうわけだ。

 そうした能力を備えているにもかかわらず、真の能力を発揮できず、つまらない人生を送っている人々に対して、やる気を喚起し、やる気を燃やすきっかけを与えてみたいと、編集子は念願してきた。

 本編は、心の持ち方一つ、積極的な目的意識を意味するやる気一つで人生は変わる、劣等感に沈んでいた人でも前向きで行動的な人間に変身すると、人生そのものが大きく変わり、飛躍、発展ができる、ということを証明するものなのである。

 具体的に、仕事や勉強に取り組む場面を考えてみても、ダラダラとやった時よりも、「よし、やるぞ」と積極的に考え、うまくやる気を燃やした時のほうが、能率がグンと上がり、間違いが減ったり、要領もちゃんと覚えられるなど作業の質が違ってくることは、誰にでも体験があることだろう。

■人生そのものから仕事、勉強、スポーツ、対人関係まで、成功のカギを握っているのは、自分の心の持ち方、やる気の出し方だ、といっても過言ではない。■

 仕事上の交渉や話し合いといった対人関係の大事な場面を考えてみても、やる気の出し方一つ、気合の入れ方一つで成否が分かれることが、理解できるだろう。

 例えば、大事な人との商談に臨む時や、ともすれば圧倒されてしまいそうな大物と会う時なども、自分がやる気になっていたなら、相手に気を飲まれ、委縮することもないはずだ。

 仕事や勉強以外の場でも、やる気の出し方次第で、得られる成果が大きく変わってくるのは、当然のこと。異性の前で好意を得たいと願う時や、スポーツの試合で活躍したいと思う時など、やる気がうまく出れば、期待以上の成果を上げることも可能である。

 人生そのものから仕事、勉強、スポーツ、対人関係まで、成功のカギを握っているのは、自分の心の持ち方、やる気の出し方だ、といっても過言ではない。

 すなわち、人間誰もが自分の人生を思い通りにできる方法は、自らの心構えをある一定の方向へ向け続けること、何があろうとも消極的、悲観的にならずに前を見続けること、情熱の火を消すことなく、事がなるまでやる気を失わず全力で当たること、たったこれだけのことなのである。

 積極思考、やる気と情熱の持続など、気持ち、心の有り様が人生を左右し、運命を支配する、といって間違いないのである。

 誰もが「必ずやってやる」、「自分にはできる」と考え方を前向きに改め、その心の変化が真なるものであり、それ相応の行動を伴うならば、文字通り運命を自在に操ることが可能となるのである。

■積極的な心構えさえ備わっていれば、必ず行く手は開かれる。やる気の持続さえあれば、やがて事を成し遂げることができる。■

 人間の心の有り様、目標の達成や夢の実現に向かって情熱を燃やし続け、やる気を持続することは、人間に大変な力を発揮させるのだ。

 格言にも、「一念天に通ず」、「志ある者は事ついに成る」などという。前向きに志をしっかり持ち、心を集中して思いを込めて行えば、どのような事も最後には成し遂げることができる、という意味である。

 このように古今から、心の有り様がいかに人間を左右するかについて、さまざまな方向から語られ、記されてきた。そして、これらの格言やことわざは、心の有り様がしっかりと一定の方向に向いていれば、人生は自分の手によって変えていくことができるという、一つの暗示を与えてくれる。

 結局、人間が夢を実現させる心の持ち方とは、「私には、できないと」いう否定的な考えを全く心の中から消し去り、「自分に志さえあれば何でも果たせる」という積極的な心構え、やる気に満ち満ちていることである。

 どんなことがあろうとも、どんな絶望的状況に陥ろうとも、夢と希望を心の中から消し去ってはいけない。

 「今は条件も悪いし、環境も整っていないから不可能だ」などと、あきらめるところに、夢の実現はない。「この程度でいいだろう」と、前に進むことをやめるところに、大きな成功はない。

 反対に、どんな過酷な条件にあろうとも、また自分自身に欠けるところがあると感じていても、積極的な心構えさえ備わっていれば、必ず行く手は開かれる。やる気の持続さえあれば、やがて事を成し遂げることができる。

 自らを幸せにする能力も、成功に導く力も、自分自身の心の中に潜んでいるのであり、夢の実現や成功の獲得は心の中で作られるということだ。その上、「もう一歩前へと、さらに前進してみよう」と、やる気を日々新たにしていく。そこから、自分の人生が再スタートするということなのである。

■やる気を持ち続けることは容易ではないし、一度失ったやる気を取り戻すのは非常に困難とわかる。■

 常に積極的な心構えを保持し、やる気を持続するために努力するとともに、前へ前へと前進しさえすれば、そこに遮るものは何もなく、立ちふさがるものも姿を消す。

 だが、イギリスに「言うと成すとの間には長い道がある」という格言があるように、積極的な心構え、やる気を持てば未来が開けると私が説いても、自分の心の有り様や生き方を本気で、転換させようとする人は、少ないかもしれない。夢や希望を持続させれば必ずかなうといわれても、なかなか実行に移さない人も、少なからずいるだろう。

 あるいは、やる気や、やむことを知らぬ熱意が夢や希望、願望を達成させるということを理解し、すでに実行してみたものの、「一生懸命、事に当たったが失敗した」、「大変な情熱と熱意で努力したつもりだが、目的は達成されなかった」という人も、中にはいることだろう。

 たぶん、彼や彼女が情熱を傾けたのは事実であろうし、熱中したというのも本当のことであろうが、残念なことに、それは持続的なものではなく、一時的なものだったのではなかろうか。

 彼らは「やってみよう。やってやるぞ」と、やる気の炎を燃やしたものの、目の前に障害物や困難が出現すると、あまりにも簡単に投げ出し、情熱に水をかけてあっさりと消してしまわなかっただろうか。

 実際、やる気を生むことと、やる気を持続させることを比較すると、どちらがむずかしいか。持続させるほうがむずかしいと、ほとんどの人間が考えるに違いない。

 四月には、やる気をみなぎらせていたはずの新入社員が、五月には、飲み屋で会社や上司の愚痴をこぼしているといった光景を目にするにつけても、やる気を持ち続けることは容易でないし、一度失ったやる気を取り戻すのは非常に困難とわかる。

■自信こそが、やる気の炎を大きくさせ、夢や希望を簡単に捨て去ることなく、持続させる源泉の一つなのである。■

 私たち人間は本来、積極的な人、やる気の人になりたい、あるいは、なれると考えているし、乗り越えるべき課題をやさしいと判断すれば、将来の可能性を大きく予想する。反対に、むずかしいと感じれば、将来の可能性を小さく予測する。

 そして、やる気というものは、障害に遭遇した時に失われる。立ちはだかる障害の解決が不可能であると感じた時に、やる気を喪失してしまう。

 このことを逆にいえば、やる気を維持していくために必要なことは、むずかしいと感じ、高いと判断する課題やハードルが、実は容易な課題であり、ハードルも低く感じるようになればよいということになる。

 まずやるべきこと、必要なことは、どんな障害に遭遇しても、いかにして突破するかを考えることであり、「私の手には余る」と判断する前に、腰を据えて事態を分析し、自分の能力を信じること。

 なぜなら、「私は、できる」といった前向きな考え方、「だから、もう一歩前進しよう」という積極的な思考や、やる気を阻害する最大のものは、自分自身に対して自信が持てなくなることだからだ。

 すなわち、自信こそが、やる気の炎を大きくさせ、夢や希望を簡単に捨て去ることなく、持続させる源泉の一つなのである。

 日本の格言に「攻撃は最大の防御なり」という通り、いつでも自分の価値や能力を信じて、前進する気持ちと挑戦する精神を持ち続けることが、やる気を持続させることにつながるのである。

■成功した人間の多くは、劣等感をバネにして、人生を大きく発展させている。逆境こそ、人間を成長させる糧である。■

 人間は誰でも、自分自身に対して自信を持つことはできる。誰にでも、才能があるからである。

 必ずしも、その才能が学問に向けられるとは限らない。スポーツや芸術、経営能力や商才、人を楽しませるエンターティーメント能力など自分に適した方面に、隠れた才能は確かにあるはずである。

 その才能というのは、否定的な考えのところには現れることはなく、常に自信に満ち、積極的に考える人、やる気にあふれる人にのみ開花するといえる。

 今、いかに劣等生であったとしても、あるいはコンプレックスを感じていたとしても、自分の好きな方面を伸ばすことによって、前途は開かれる。弱点、欠点には目をつぶり、自分の優れている点だけを見詰めて追求し続ければ、ハンデは障害にはならず、人生は思い通りになるのである。

 そもそも、この世の中に、コンプレックスを持たない人間はいないはずだ。大切な問題は、劣等感にどう対処するかということに尽きる。

 アメリカの発明王で、企業家でもあったエジソンを始めとして、成功した人間の多くは、劣等感をバネにして、人生を大きく発展させている。逆境こそ、人間を成長させる糧である。悪条件こそ、私たちを大きく前進させる推進力である。

 誰もが劣等感に拘泥するのはやめにして、強いやる気と、積極的な考え方をもって事に当たれば、やがて成就しない願いはない。

 世の中に、最初から自信満々な人間なども皆無。偉人と評される人であろうと、一つの小さな成功をステップに一歩一歩、一段一段、より大きな成功を手にし、それがまた大きな自信につながっていったのである。

■やる気や集中力をうまく引き出すためには、物事に対して否定的になるのではなく、肯定的に考えるようにすることが、一つの秘訣になる。■

 大いなる錯覚でもよいだろう。単なる思い込みでもよいだろう。まず自分自身に対して自信を持とう。

 「信じる者は救われる」ではないが、自分には能力、才能があると自己暗示し、楽観的に考えられる人間になることから、出発しよう。それが積極思考、やる気の持続への第一歩である。

 私たち人間の心というものは面白いもので、「必ず成功する」という確信は持てなくとも、「頑張れば何とか芽がありそうだ」などと少しでも思うことができるならば、いかに苦しい仕事でも、それなりにやる気を出して達成してしまうものである。

 反対に、失敗と挫折(ざせつ)ばかりが心の中で大きな比重を占めている人は、事に当たって成功イメージを持つことができず、「やればできる」と楽観的になれない。特に、今まで失敗を繰り返し、自信を失っている人は、何をするにも「今度も、うまくいかないのではないか」と、否定的に考えてしまう心理状態に陥っていることが多い。

 成功を重ねてきた人ならば、自分に自信を持ち、何をするにも積極的、行動的に対処していこうとする。こういう肯定的な捕らえ方をする人は、物事を否定的に捕らえ、消極的な姿勢になっている人よりも、いろいろな面で成功する確率が高い。

 事に当たって、やる気や集中力をうまく引き出すためには、物事に対して否定的になるのではなく、肯定的に考えるようにすることが、一つの秘訣になる。

 はじめて手掛けることであっても、「やればできるだろう」と肯定的に考えることで、積極的に取り組むようになれるし、やる気もずっと出やすくなるのである。

 

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