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末梢神経腫瘍



末梢神経の中に発生する腫瘍で、最も多いのは神経鞘腫

末梢(まっしょう)神経腫瘍(しゅよう)とは、末梢神経の中に発生する腫瘍。

神経系を電気に例えると、脳は発電所、脊髄(せきずい)は変電所、末梢神経は変電所から各家庭に電気を届ける電線に相当します。脳からは12対の脳神経、脊髄からは31対の脊髄神経が出ています。そして交通整理されながら、道路のように体の隅々にまで末梢神経が走っています。末梢神経には、運動神経や感覚神経、自律神経が含まれます。

この末梢神経に発生する腫瘍は比較的少ないのですが、その中で最も多くみられるものは、神経鞘腫(しょうしゅ)です。神経鞘腫は、末梢神経の表面にあって、中心部の軸索といわれる部分を包んでいる髄鞘(ずいしょう)に腫瘍ができるものです。わりあい良性のものながら、経過は数十年に渡るものが多いようです。

聴神経腫などの脳神経に現れて障害を起こす場合のほかに、末梢神経の神経根に現れて脊髄障害を起こす場合、さらに皮膚神経に現れて皮膚障害を起こす場合があります。

代表的なものにレックリングハウゼン病(神経線維腫症)があります。これは遺伝性に現れてくるもので、母斑(ぼはん)とともに皮膚神経の神経鞘腫が全身に多発して、特異な所見を示します。

整形外科、ないし神経内科の医師による末梢神経腫瘍の治療法は、腫瘍が少ない場合は手術的に切除します。

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