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肥厚性鼻炎



肥厚(ひこう)性鼻炎とは、鼻粘膜の炎症が長引いて、粘膜が厚く、硬く、ごつごつと肥厚した病状です。

ウイルスや細菌感染による急性鼻炎を繰り返した場合、あるいは長引いた場合に起こります。また、鼻中隔(びちゅうかく)湾曲症があれば、湾曲によって広くなった鼻腔(びこう、びくう)側の粘膜が腫(は)れて、慢性肥厚性鼻炎が起こります。化学物質や物理的な刺激、さらに降圧剤や末梢(まっしょう)血管収縮薬の副作用でも起こります。

症状としては、鼻詰まり、嗅覚(きゅうかく)障害、鼻漏(びろう)、前頭部の頭痛などがみられるほかに、鼻部の不快感、イライラ感、鼻出血なども生じることがあります。鼻漏は粘性が多く、鼻汁がかみきれないこともあります。鼻漏がのどに落ちる、すなわち後鼻漏(こうびろう)もよく起こります。

この肥厚性鼻炎は、薬ではなかなか治りません。病状の原因を除去し、少しずつ炎症を鎮めていくことになります。症状がひどいケースでは、手術が行われます。肥厚した粘膜を減らすために、電気やレーザーで焼いて取り除いたり、アルゴンプラズマで凝固したり、切除したりして、鼻詰まりをとります。 

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