ヒアルロン酸／健康実用辞典

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ヒアルロン酸

ヒアルロン酸とは、誰もが持つ体内成分の一つで、体の至る所に含まれています。さまざまな働きを持つ中でも、代表的なのが保水作用。ヒアルロン酸１gで6000gもの水分を保持できるといわれています。体の中でも特に濃度が高いのは、へその緒、関節液、目の硝子体、皮膚になります。

体の中のヒアルロン酸は、成長とともに減少していきます。20歳の時の体内ヒアルロン酸量を100パーセントとすると、30歳では65パーセント、60歳では25パーセントまで減少するといわれています。

ヒアルロン酸を含む代表的な食材には、鶏のトサカ、フカヒレ、サメの軟骨、魚の目玉、豚足、海藻類のぬめり部分などが挙げられます。しかし、熱に弱い性質があるので、なるべく高熱で焼いたり、長時間煮込んだりしないように調理する必要がありますし、毎日の食事で、これらの食材を加熱せずに取ることはむずかしいもの。

日ごろから、ヒアルロン酸を無駄遣いしないような生活習慣を心掛けることが、より大切です。ヒアルロン酸の働きを阻害させないためにも、抗酸化作用のある野菜や果物を積極的に食べたり、十分な睡眠、紫外線ケアなどをしっかり行うようにしましょう。