ステロイド／健康実用辞典

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ステロイド

ステロイドとは、臓器の副腎（ふくじん）から分泌される副腎皮質ステロイドホルモンのことをいいます。生命を維持するための重要な働きをしており、その中でも強力に炎症を抑える作用と、免疫作用の働きを弱めてアレルギー反応を抑える作用が着目され、医療用に合成されたものがステロイド薬。

ステロイド薬は、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー疾患、関節リウマチなどの膠原（こうげん）病など、多くの病気の治療に使用されていますが、使い方によっては副作用が出ることがあるため、専門医の指導の下に使用すべきです。

また、ステロイドとは、分子中にステロイド核という共通の構造を持つ有機化合物の総称としても知られています。ステロール（ステリン）、性ホルモン、胆汁酸、その他の副腎皮質ホルモンなど、生物学的に重要な物質が多く、合成品はホルモン剤、経口避妊薬などに使用されています。