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自己治療



自分自身で健康を管理し、あるいは軽度な体の不調を治療すること

自己治療とは、自分自身の健康に責任を持って管理し、あるいは軽度な体の不調を治療すること。セルフメディケーションともいわれます。

健康についての知識を持って、食生活や生活習慣を見直したり、身近にある一般用医薬品(OTC薬)を使うなどしながら、自らの健康を管理しようという考え方は、医療保険制度の限界を目前に、医療費節減の面からも注目されます。医師、薬剤師などの医療関係者との密接な連帯も、ポイントとなります。

「頭が痛い」「胃腸の調子が悪い」「風邪気味だ」といった体の不調は、誰しも日常よく経験することです。もちろん病気によっては最初から医師にかかるほうがよい場合もありますが、悪くさせる前に軽いうちに自分で治すことのできる症状も多いもの。

病気やけがをした時、私達の体は本来備わっている基礎体力や免疫力などの自然治癒力で治そうとします。しかし、病気やけがによっては、自然治癒力だけでは治せないない場合もあります。それを助けるために必要なのが、薬や治療です。

薬そのものが、病気を治すのではありません。薬は私達の体が持っている治そうとする力を、手助けするものとして用いられます。薬は体にとって異物であり、間違った使用法をすれば、体に害を与えることにもなりかねません。しかし一方で、正しい知識を持って適切に薬を使えば、自分の健康を守るのに強力な味方となります。

一般用医薬品である市販薬を上手に使うには、自分の体質や病状に合った薬の選び方や使い方を正しく理解しておくことが大切です。

薬には大きく分けて、医療用医薬品(医療薬)と一般用医薬品があります。医療用医薬品は医師の診断のもとに患者に処方される薬のことですが、一般用医薬品は薬局、薬店で自分の症状に合わせて買うことのできる薬のことをいいます。

医療用医薬品は患者の体質や病状に応じて、医師が診断し、医師の判断で薬の効果が最もよく現れるように処方されるので、指示通りに正しく服用すれば病気も改善してきます。

一方、一般用医薬薬は、誰でも安心して使えるよう、安全性が高く副作用が少なくなるような配合がなされています。それだけ、薬の強さは一般用医薬品のほうが医療用医薬品よりも弱いのですが、最近では医療用医薬品の中で効果も安全性も高いものが一般用医薬品として登場しています。スイッチOTC薬と呼ばれるものです。薬剤師や登録販売者に相談して上手に選べば、軽い病気やけがなら一般用医薬品で十分に対応できる場合が増えているのです。

市販されている一般用医薬品は薬剤師などに自分の病状や体質などを詳しく話して、適切な薬を選んでもらうようにしましょう。そして、薬についている説明書をよく読んで、服用量や服用回数、服用時間を必ず守ります。

2~3日服用しても症状が改善されない時は、自己診断で同じ薬を飲まず、医師の診断を受けます。逆に、薬が効いて症状が楽になってきたら、体を休めるなどして、いつまでも市販薬を服用し続けることのないようにします。

そのほか、健康管理のために、不足していると考えられる栄養素をサプリメントや特定保健用食品などで補ったり、生活習慣病などの早期発見のために尿糖試験紙を使用してチェックすることなども、自己治療として重要です。

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