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スレオニン
スレオニンとは、全部で9種類ある中で、最後に発見されたことで知られている必須(ひっす)アミノ酸。トレオニンと呼ばれることもあります。
人間の体にとって重要な必須アミノ酸で、新陳代謝を促す働きがあり、体の成長には欠かせない栄養分です。肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ働きもあり、脂肪分の多い食事やアルコール飲料の飲みすぎによって起こる脂肪肝の予防に役立つ栄養分でもあります。また、胃炎の改善作用があり、食欲の高進にも効果があります。
スレオニンが不足すると、食欲不振、体重減少、貧血などが起こります。新陳代謝の働きが停滞してしまうわけですから、食べる気も起こらず、体重は減り、フラフラになります。子供の場合には、成長不良などの症状が現れ、成長阻害と呼ばれる深刻な事態に陥る場合もあります。
食品では、卵、七面鳥、ゼラチン、スキムミルク、大豆、干し湯葉、さつまいも、しらす、まぐろなどに多く含まれています。人間の体内ではスレオニンを作れませんが、植物や微生物はアスパラギン酸からスレオニンを合成しているので、甘みがあります。
白米を始め、粟(あわ)などの穀物にも多く含まれますが、穀物の中のスレオニンは体内に吸収されにくいという特性があります。そのため、穀物ばかり食べているとスレオニンが不足し、食欲不振や成長不良などの症状が現れることになります。
現在、スレオニンを含む肥料で米を育てたり、スレオニンそのものを米に添加して栄養強化が行われたりしています。
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