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生姜紅茶ダイエット



温かい紅茶に、すり下ろした生姜を混ぜて飲むダイエット法

生姜(しょうが)紅茶ダイエットとは、普通の紅茶にすり下ろした生姜を混ぜたものを、1日に2~6杯飲むダイエット法。手軽に飲めて体を温めると同時に、発汗や利尿作用がアップし、新陳代謝も高まることで、やせやすく、リバウンドしにくい体質になるとされます。

やり方は、お湯を沸かして普通のティーバッグで紅茶を作り、すり下ろした生姜を加えます。生姜の量は、ティースプーン1杯ちょっとぐらいでOK。

少し癖のある味になるので、甘みが欲しい際には、はちみつや黒砂糖など体にいいものを加えます。はちみつや黒砂糖に含まれる鉄分やミネラルで滋養強壮作用が促進されると同時に、体を温めて新陳代謝をよくする作用がより高まるので、カロリー過多を気にする必要はありません。

後は、必ず朝1杯と入浴前に1杯飲むなど、1日2杯〜6杯飲むことを続けます。体温が低く代謝が低下している朝に飲めば、体を温め高代謝の状態で一日が過ごせるようになります。また、入浴の前に飲めば、体を温める効果がよりパワーアップし、発汗や利尿作用もよりアップします。そのほか、お茶タイムなどに水分補給として飲んでいきます。

生姜紅茶にチューブ入りの生姜を利用しても、効果は同じです。味を工夫した市販の生姜紅茶を利用するのも、よいでしょう。外出する際も、マイタンブラーに生姜紅茶を入れて持ち歩いたり、チューブ入りの生姜や市販の生姜紅茶を持ち歩くと、いつでも簡単に生姜紅茶を味わえます。

生姜紅茶ダイエットは、食事制限もなく、飲めば飲むほど効果があるとされます。より効果を上げるには、食事でも生姜を食べること、食事の量は腹八分目にして食べすぎないこと、冷たい飲み物は飲まないことを心掛けます。

寝る前は、紅茶にカフェインが含まれているので生姜紅茶を控えるようにし、飲みすぎは胃に影響を与える可能性があるので、自分に合った量にします。

生姜はインド原産とされるショウガ科ショウガ属の多年草で、はじかみ、ジンジャーとも呼ばれています。草丈30〜70センチになり、夏から秋に開花しますが、日本ではまれにしか開花しません。

根をそのまま生で食用にしたり、香辛料として世界的に使用されていますが、特にアジアで栽培、利用され、古くから薬効性の高い漢方としても親しまれてきました。

根には独特の芳香と辛みがあり、ジンゲロールやショウガオールというテルペン類が含まれていることによるものです。ジンゲロールは加熱でショウガオールに変わりますが、ともに強い殺菌作用と活性酸素の消去作用があり、抗炎症、抗がん、発がん抑制に効果があるといわれています。

また、生姜汁は体を温め血行を促進するため、冷え性や肩凝り、血行障害、風邪などにも効果があり、飲み物などに生姜汁を少し加えるだけで、その効果を得ることができるとされてきました。ほかに、粉末生姜を飲むと乗り物酔いを予防する効果もあるとされてきました。

ダイエットに関していえば、ジンゲロールやショウガオールには血管を拡張する作用があり、生姜紅茶を飲むと体の末端の毛細血管も拡張して、体の隅々に血液が行き渡る結果、体温が上がり脂肪が燃えやすくなってやせ体質になる効果が期待できます。血管が拡張し血液循環がよくなれば、胃や腸などの臓器の働きも活発になります。特に、大腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になることで便通もスムーズになり、余分なものをため込まない体になるのはもちろん、気になる腹のポッコリも解消してくれます。

また、ジンゲロールは、別名、やせホルモンともいわれているアディポネクチンの減少を抑える効果もあるといわれています。アディポネクチンは傷付いた血管を修復する働きを持つホルモンで、血流をよくするだけでなく、血中の中性脂肪値を下げたり、血糖値を調整したりする作用があるといわれています。アディポネクチンは、肥満になるほど分泌量が低く、多いほど太りにくいとされます。

一方、緑茶を発酵させた紅茶には、他の茶類と同様に多く含まれているカテキン類による抗酸化作用、抗がん作用があるほか、体の中で熱を作る作用、カフェインによる利尿作用や眠気覚まし効果、心身の疲労回復効果があります。利尿作用によって、むくみの解消にも効果を発揮します。

これら生姜と紅茶の2つの作用が相乗的に高まることで、やせやすい体質に導くのが、生姜紅茶ダイエットでやせる理由となります。

現代の日本人は、老若男女を問わず低体温の人が増えているといわれます。運動不足や塩分の極端な制限、水分の取りすぎ、体を冷やす食べ物の取りすぎ、湯船に入らずシャワーですます入浴習慣に加え、夏に冷房の中で長い時間を過ごすなどで、50年前に比べて体温が約1℃低下しているといわれます。

体温が1度下がると代謝は約12パーセント、免疫力は約30パーセント低下するといわれています。中でも、代謝が12パーセント低下すると1日の消費エネルギーが200~500kcal減るということになるので、ダイエットにとって大変不利になります。

また、下半身太りで悩む女性の場合は、冷えから起こるむくみがその原因であることが多いもの。体温が低いと代謝が悪くなり余分な水分がたまりやすく、下半身のむくみを招く上、糖分や脂肪があまり燃えず、太りやすい体質を作ることにもつながります。

夏は、冷房による冷え対策に、冬は寒さによる冷え対策にと、生姜紅茶ダイエットは1年中続けられるダイエット法です。

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