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死体移植
死体移植とは、人が臓器の一部や全体を失ったり、臓器の機能に障害が起こった時に他の人から臓器をもらう臓器移植のうち、事故や病気で死んだ人からもらう場合のこと。
親、兄弟といった血縁者などの生きた人からもらう場合は、生体移植といいます。
死体移植はさらに脳死移植と心臓死移植に分けられ、脳死移植は臓器提供者(ドナー)が脳死と判断された後に臓器などを取り出して移植することで、心臓死移植は臓器提供者の心停止後に臓器などを取り出して移植すことです。
この死体移植については臓器移植法で定められており、脳死後に提供できる臓器は心臓、肺、肝臓、腎(じん)臓、膵(すい)臓、小腸および眼球などで、心臓停止後に提供できる臓器は腎臓、膵臓、眼球などです。
臓器には、脳死段階で取り出さなければ移植できない臓器と、心臓停止後に取り出しても移植できる臓器があるわけです。なお、皮膚、心臓弁、血管、骨
などの組織も移植できます。
人が死ぬと、体の組織は血流がなくなるために、時間がたつと傷んでゆきます。保存液の工夫や低温保存など組織を保存する方法がいろいろと考え出され
ていますが、まだまだ完璧ではありません。
そこでできるだけ生きのいい臓器を移植に使うため、脳死という概念が導入され、脳死移植が生まれました。脳死移植が一般的に有効な治療法として行われるようになったのは、免疫抑制剤が発見された1980年代以降。
臓器移植の問題点としては、臓器の移植を受けた人は一生免疫抑制剤を使い続けなければならないこと、日本では脳死という概念を認めない人も多く、ま
た脳死の判定は簡単ではないこと、移植に使われる臓器の供給が不足していることが挙げられます。
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