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コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、もともと体内の細胞の中に存在する成分です。体重60kgの20代男性の体内には、約700mg含まれています。名前は、コ(補)+エンザイム(酵素)+キノン+構造式の一部が10個つながっている、という造語がもとになっています。
発見されたのは1950年で、医薬品として開発されたのは今から30年前。心疾患の薬として使われてきましたが、2001年に厚生労働省から食品として認可され、今はアンチエイジングの強い味方ということで注目されているのです。
コエンザイムQ10は、どんなにバランスのよい食事をしていても、1日に理想摂取量の10パーセントほどしか摂取できないといわれています。日々の食事だけで補うのは、むずかしいかもしれません。しかも加齢に従って、体内の量が減少してくると、ますます不足分をカバーできなくなっていきます。
しかし、多くの量を摂取するだけでなく、体内でコエンザイムQ10を効率よく働かせることも大切。そのためには、適度な運動をしたり、同様に抗酸化作用のあるビタミンCを含む緑黄色野菜や果物を積極的に食べたりするとよいでしょう。
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