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こんにゃくダイエット




こんにゃくダイエットとは、ローカロリーで食物繊維が豊富なこんにゃくを活用したダイエット方法のこと。

ローカロリーなこんにゃくがダイエットによいのはもちろんのこと、主成分であるグルコマンナンという水溶性の食物繊維が食べ物から摂取された脂肪やコレステロールの吸収を抑制。さらに、グルコマンナンがおなかの中で膨らんで、食欲を抑えると同時に、食物繊維のお陰で便秘も解消できます。

こんにゃくダイエットの実践方法は、以下の3つが挙げられます。

■こんにゃくダイエット(1) 通常の食事の前に水200mlと一緒に、こんにゃく200gを食べます。

こんにゃくの主成分であるグルコマンナンを水と一緒に摂取することで、胃の中で膨張し満腹感を得られます。過食を未然に防ぎ、カロリーの過剰摂取を抑えることができます。

■こんにゃくダイエット(2) 3食のうち1食を、こんにゃくをメインにした料理に置き換えます。主食のご飯などの代わりにしてもOK。

普通の板こんにゃくや糸こんにゃく、また、こんにゃくで作られた市販の米粒やラーメン、うどんを使うことで炭水化物の量を減らしカロリーを抑えます。また、こんにゃくに豊富に含まれる食物繊維で腸内環境が改善し、気になる下腹のポッコリ解消も期待できます。

■こんにゃくダイエット(3) いつものおやつを、こんにゃく系に代えます。

こんにゃくゼリーと飲料などをおやつに食べて、カロリーセーブに役立てます。

以上の3つのいずれかを、自分の食生活やライフスタイルに合わせて取り入れてみましょう。注意点としては、こんにゃくのみで行う単品ダイエットは栄養バランスが崩れるのでやめること、こんにゃく以外に野菜や肉、魚などもバランスよく摂取すること、こんにゃくはメニューの中に工夫して入れることです。

ダイエットを望む女性が年々増えるとともに、無理な食事制限を行う人も多く見受けられるようになりましたが、むやみに食事制限をするだけでは、ダイエットは成功しません。単純に食事の量を減らしただけでは、元の食事に戻した時にすぐリバウンドしてしまうからです。その上、食べる量が減ることで便のかさが減ってしまい、便秘を起こしやすくなってしまいます。

ダイエットの基本は、食事の量を減らすことではなく、食欲とカロリーをコントロールすることにあります。すなわち、過食のもととなる空腹感を抑えながら、摂取カロリーを減らしていくことが大切なのです。しかも、食事の満足感を得られれば完全です。その点で優れているのが、こんにゃくダイエット。

こんにゃくは味にあまりインパクトがないため、食べ続けるとなると飽きてしまいがちですが、工夫次第では毎日のメニューとしてアレンジしやすいものです。

例えば、板こんにゃくのステーキや煮物、炒め物は定番ですが、熱湯でゆでて水気と取った後で薄い牛肉を巻き付け、パン粉、溶き卵、小麦粉を付けて揚げ、こんにゃくカツレツにします。また、糸こんにゃくを細かくみじん切りにして、ご飯を炊く時に米と半々にして炊けば、プチプチとした食感がおいしい上に炭水化物の量を減らせます。さらに、玉こんにゃくを湯がいて臭みを取り、冷ましてから黄な粉や黒蜜をかけてわらび餅(もち)風にして食べます。

オリジナルレシピを開発すれば、食べるのを我慢してストレスをためる必要もなく、ローカロリーなこんにゃくレシピは思い切り食べることができるので、楽しく続けることができるでしょう。

外食が多い人や料理の時間がないという人は、コンニャクイモからグルコマンナンを抽出した補助食品を使ってもよいでしょう。食生活に合わせて上手に取り入れてみてください。

こんにゃくは、インドネシアを原産とするサトイモ科のコンニャクイモから作られ、昔から「腸の砂下し」として日本人に親しまれてきた。コンニャクイモの球茎を製粉化したものを水に溶き、アルカリ物質の消石灰を加えて加熱し、凝固させて作られます。消石灰を使わず、コンニャクイモから直接作ったものが玉こんにゃくです。

こんにゃくがダイエットに最適だというのは、その主成分であるグルコマンナンに秘密がありましたが、水溶性の食物繊維であるグルコマンナンの働きは、ダイエット効果だけではありません。グルコマンナンは、アルカリ性の腸内では弾力性のある固まりに変化します。この時、コレステロールや脂肪分などを取り込み、そのまま体外へ排出するので、中性脂肪値やコレステロール値の低下にも効果を発揮するのです。つまり、高脂血症の改善に有効だということです。

さらに、大きく膨れたグルコマンナンは、便のかさを増やし腸壁を刺激します。すると、大腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になり、便通がよくなるので、大腸がんの予防にもつながるのです。便自体も軟らかくなるので、痔(じ)の改善にも役立つはずです。

その上、グルコマンナンには、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ働きもあります。これは、グルコマンナンが酸性の胃の中でゼリー状になり、ゆっくりと腸に送り出されていくため、食べ物の胃内滞留時間が長くなることで、ブドウ糖の吸収もゆっくりになり、血糖値の急上昇を抑えてくれるのです。実際、病院での糖尿病治療食としてグルコマンナンが取り入れられ、インシュリンの投与がいらなくなった例もあるようです。

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