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アルカリイオン水

人間の生命活動に不可欠な水に、より積極的に健康を維持する機能を求め、水の成分や性質にも目が向けられるようになっています。そうした健康水の一つが、アルカリイオン水です。

アルカリイオン水とは、水を電気分解した際、陰極側に集まるアルカリ性の水のこと。陰極側には水の中のカルシウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオンが集まるので、有用なミネラルを豊富に含んでいます。しかも、原子や原子団が帯電したイオンの状態になっているので、体に吸収されやすく、細胞になじみやすいとされています。

ビタミンＣ・Ｅと同じような抗酸化作用を持つ点も認められて、老化の抑制を始め、活性酸素が誘因となる病気の予防と治療への効果が期待されるため、アルカリイオン水の研究が進められています。現在のところ、胃酸過多、腸内異常発酵、慢性の下痢などの改善に、有効性があると見なされています。

水道水を活性炭などでろ過した上で、アルカリイオン水を生成する｢アルカリイオン整水器｣があるほか、ペットボトル入りのアルカリイオン水も販売されています。

アルカリイオン整水器では、同時に酸性水も生成されます。こちらの酸性水には、細菌の生育を抑える作用と、皮膚の収れん作用があるので、化粧水として利用できるほか、アトピー性皮膚炎の人によいといわれています。

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