アロニアとは、北アメリカ原産のバラ科の常緑低木で、ナナカマドと近縁の果樹。耐寒性が高く、多く栽培されているロシアでは古くから、果実がジャムやジュース、果実酒として利用されています。

日本での歴史は30年と浅いものの、北海道を中心に栽培され、酸味に甘さが加わった果実がジャムやジュース、アイスクリームなどに加工され販売されています。

その果実には、ポリフェノールやカロテノイドが多く含まれていて、その高い抗酸化作用から機能性食品素材として注目されています。

とりわけ、ポリフェノールの一種であるアントシアニンの含有量は、ブルーベリーの２倍以上と高く、果実の中でも群を抜いています。アントシアニンは目の機能に関係するロドプシンの再合成を促し、目の各機能を回復するほか、血液循環をスムーズにし、高血圧や動脈硬化の防止に役立ち、アンチエイジングにも効果があるとされます。