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ベーチェット病の主な症状は、以下の4症状です。

●目の症状 

この疾患で最も重要な症状が目のぶどう膜炎で、ほとんど両目が侵されます。ぶどう膜とは、虹彩(こうさい)、毛様体、脈絡膜の総称です。

目に最初に出現する自覚症状として最も多いのは、目のかすみや視力低下。医師が細隙燈(さいげきとう)顕微鏡で見ると、角膜と虹彩とに囲まれた前眼房が混濁し、ベーチェット病のぶどう膜炎特有の白色の蓄積物が認められます。これを前眼房蓄膿(ちくのう)といいます。

再発を繰り返しながら、徐々に視力低下を来しますが、発症者本人がその再発を直接的に自覚する場合が多く、眼発作と呼ばれています。障害が蓄積され、網膜脈絡膜炎に進む例では、失明に至ることもあります。

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【ベーチェット病】

[1] 多彩な症状を示す難病

[2] 内因と外因が関与

[3] ぶどう膜炎の症状

[4] 口腔と皮膚の症状

[5] 外陰部潰瘍と関節炎

[6] 血管と消化器の病変

[7] 神経病変と副睾丸炎

[8] 完全型と不全型

[9] 発作の軽症化を図る

[10] 目の病変への治療

 

【健康実用辞典】

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