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蓄膿症

蓄膿(ちくのう)症とは普通、慢性の副鼻腔(ふくびくう)炎のことをいいます。鼻腔の周りの骨の中にある大小の空洞が副鼻腔で、ここに炎症が起こり、うみがたまる病気が、慢性、あるいは急性の副鼻腔炎です。

蓄膿症は、風邪などによって一時的に起こる急性副鼻腔炎を繰り返しているうちに慢性化したものが多いのですが、インフルエンザ、はしか、チフス、肺炎、鼻の湾曲、虫歯などが原因となる場合もあります。

症状には、鼻水、鼻詰まり、頭重感などがあります。鼻水は粘液性のものや、膿性のこともあります。また、後鼻孔からのどへ鼻水が多く回り、これを後鼻漏(こうびろう)と呼びます。朝起きて、せきや、たんがやたらに出る人は、その可能性が高くなります。鼻詰まりのため口呼吸となり、のどへ回った鼻水が気管支へ入り、気管支炎を起こすこともあります。

頭重感は前頭部に起こることが多いのですが、頭全体が重苦しいこともあります。このほか、嗅(きゅう)覚障害を起こしたり、精神的に落ち着かず、集中力が低下することもあります。

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【蓄膿症】

[1] 慢性の副鼻腔炎

[2] 医師による治療

 

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