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手術を選択した人の90パーセント以上で、甲状腺機能亢進症は永続的に制御されます。しかし、手術後の甲状腺機能低下はしばしば起こり、そのケースでは以後、生涯に渡って甲状腺ホルモンを補充しなければなりません。手術でまれに起こる合併症は、声帯の麻痺(まひ)と、副甲状腺の損傷です。副甲状腺は、甲状腺の後ろにある小さな分泌腺で、血中カルシウム濃度を制御しています。
バセドウ病では、目と皮膚の症状の治療も必要です。目の症状には、寝床の頭の位置を高くする、点眼薬を使用する、まぶたをテープで閉じる、場合によっては、水分の排出を速める利尿薬を服用するなどが役に立ちます。物が二重に見える複視には、プリズム眼鏡を使用します。
目の症状が重症の場合には、経口コルチコステロイド薬、眼窩のX線治療、目の手術が最終的に必要になります。ステロイド薬のクリームや軟こうは、かゆみや硬くなった皮膚の症状を和らげます。
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【甲状腺機能亢進症】
【健康実用辞典】
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