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急性腹膜炎
■原因となる病気が炎症や穿孔を起こす
急性腹膜炎とは、腹腔(ふくくう)内を覆う薄い膜である腹膜に、急性の炎症が起こる疾患をいいます。
胃、小腸、大腸、肝臓、脾(ひ)臓などの臓器がある腹腔内を覆って、腹壁との間にある腹膜は、その表面は滑らかで、数ミリリットルの液で潤されていて、臓器の動きをよくしています。腹膜は吸収作用が旺盛(おうせい)で、水分、電解質を吸収する反面、毒素などの有害物質もよく吸収します。
急性腹膜炎の多くは、さまざまな消化管疾患の合併症として起こります。その原因には、細菌感染と物理的、化学的刺激が挙げられます。
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